【年収別】新NISAとiDeCo、どちらを優先すべき?投資初心者のためのやさしい判断ガイド

投資の始め方

NISA口座を放置していたことを反省したむえんちゃんですが、ようやく口座の移管を終えました。
ただ、ここでふとした疑問がよぎりました。

何も考えずに新NISAで投資しようと思っていたけど、新NISAとiDeCoのどちらにお金を入れたほうがお得なんでしょう?

むえんちゃんが調べてみた結論は、『収入やライフスタイルによって正解が変わる』です!
今回は、年収ごとにどちらを優先すべきか、わかりやすく整理してみました💡

年収オススメ新NISAiDeCo
~300万円新NISAがおすすめ!生活が不安定になりがちな時期
いつでもお金に換えられる投資を選ぼう!
所得税・住民税がそもそも少ない →
「所得控除メリット」が小さい
300~500万円新NISA優先
iDeCoは余裕があれば
投資に回せる資金が増え始め、将来の資産形成を始めやすいiDeCoの控除効果もあるけど、掛金制限が低め(企業年金アリなら特に)
500~800万円両方やるべき!
ただし優先度を決めて
家の頭金や教育費が必要ならNISAで準備しておくのも◎!控除効果が大きくなってiDeCoが活きてきます!
800万円~iDeCoを積極的に使って節税
+NISAで成長投資を!
積立投資だけでなく成長投資枠で資産形成していきましょう!所得税率が高いためiDeCoの控除で節税インパクト大

※iDeCoの兄弟みたいな感じで企業型DCもありますが、加入できるかは会社次第になってしまうので、今回は割愛します。

そもそも新NISAとiDeCoってなんだ?

📌ざっくりまとめ
🔸新NISA
投資による資産形成を促す事を目的としており、投資で得られる利益が非課税になる制度(上限あり)🔸iDeCo
老後資金の自助努力を促すための制度で、掛け金が所得控除される積立金
その積立金で投資もでき、運用益は非課税。受け取り時も控除がある。

・新NISAは頑張って投資で得た利益を税金で減らさないため
・iDeCoは頑張って働いて得たお給料を税金で減らさないため

に使うイメージですよ!

💡 控除って何?

控除(こうじょ)とは『税金を計算するときに引いてもらえるおまけ』みたいなものです。

たとえば、あなたの年収が400万円だとします。
でもこの400万円全部に税金をかけたら、みんなの生活が大変な事になります。
なので国はこう考えました。

国「生活に必要なお金には税金をかけないようにしよう」

そのために、

  • 「基礎控除」← 誰でももらえるおまけ
  • 「社会保険料控除」← 健康保険や年金に払ってる分
  • 「扶養控除」← 家族がいる人向け
  • 「iDeCo掛金控除」← 老後のために積立してる人にごほうび

などの「控除」で、年収から税金をかける対象(課税所得)を少なくしてくれるのです。

新NISAとiDeCoの違いをもう少し詳しく見ていきます。

比較項目新NISAiDeCo
税制優遇運用益が非課税運用益+所得控除+非課税受取(条件付き)
資金拘束いつでも引き出せる原則60歳まで引き出せない
掛金上限年間360万円(成長+積立)年間14.4万円〜81.6万円(職業で異なる)
対象者日本在住の18歳以上日本在住の20歳以上・一部公務員や主婦もOK

注目ポイントは資金拘束の箇所です。
いつでも引き出せる新NISAに対し、老後に向けた積立金であるiDeCoは原則60歳まで引き出せませんよ!

🔍 詳細解説:NISAの特徴

✔ メリット

  • 非課税で株・投信・ETFに自由に投資できる
  • いつでも現金化できるので、ライフイベントに対応しやすい
  • 積立投資枠と成長投資枠があるため、長期投資+資産増加型の併用が可能

❗ デメリット

  • 節税は「運用益」部分だけ(所得控除はない)
  • 非課税枠の再利用は不可(売ったら枠が消える)
  • 損益通算・損失繰越ができない

🔍 詳細解説:iDeCoの特徴

✔ メリット

  • 掛金が全額所得控除(年収が高いほどメリット大)
  • 運用益も非課税(長期複利が活きる)
  • 60歳以降の受け取り時も退職所得控除・公的年金控除が使える

❗ デメリット

  • 原則60歳まで引き出せない(資金拘束)
  • 口座管理手数料(年間2,000〜7,000円程度)がかかる
  • 投資商品の自由度がやや低い(証券会社により商品数が異なる)

年収別:どちらを優先すべきか?

🧑‍💼 年収300万円未満(フリーター・学生・専業主婦など)

👉 新NISAがおすすめ!

  • 所得税・住民税がそもそも少ない → iDeCoの「所得控除メリット」が小さい
  • 60歳まで引き出せないのはリスク
  • 少額からでも新NISAなら「必要になったら引き出せる」

貯金も少ないうちは資産の『自由度』が大切ですよね。
生活が不安定ならいつでも使える投資を選びましょう!ましょうね!

👩‍💼 年収300〜500万円(会社員の若手・共働き家庭など)

👉 新NISA優先、iDeCoは余裕があれば

  • 新NISAで将来の資産形成を始めやすい
  • iDeCoの控除効果もあるけど、掛金制限が低め(企業年金アリなら特に)
  • 老後資金も大事だけど、まずは目の前の未来から

具体的な組み合わせ例:

  • 積立NISA枠で毎月3万円
  • 余裕が出たらiDeCoに月5,000円追加

🧑‍💼 年収500〜800万円(30代以上・安定した会社員など)

👉 両方やるべき!ただし使途で優先度を決めよう

目的優先制度
中期資金・教育費新NISA(いつでも引き出せる)
老後資金iDeCo(控除+年金代わり)

控除額が上がってきてiDeCoが活きてきます!
ただお家の頭金や教育費のために新NISAで準備しておくのも良いですね!
ご自身のライフスタイルに合わせて優先度を決めましょう

🧓 年収800万円以上(高収入層・経営者など)

👉 iDeCoを積極的に使って節税+NISAで成長投資を!

  • 所得税率が高いため、iDeCoの控除で節税インパクト大(数万円~年間10万円以上)
  • 同時に新NISAで株式中心の資産形成もできる
  • 法人化している場合は「企業型DC」「小規模企業共済」との組み合わせも視野に

まとめ

📝年収別のオススメ優先度

年収オススメ優先度
~300万円新NISAがおすすめ!
300~500万円新NISA優先
iDeCoは余裕があれば
500~800万円両方やるべき!
ただし優先度を決めて
800万円~iDeCoを積極的に使って節税
+NISAで成長投資を!

📝新NISAとiDeCo比較

タイプNISAiDeCo
投資初心者向け(積立枠)(流動性に注意)
節税目的△(運用益のみ)(所得控除+運用益+受取時控除)
引き出しやすさ(いつでもOK)×(60歳まで不可)
長期資産形成(20年非課税)(老後資金向け)

そもそも新NISAとiDeCoは併用できる制度なので、ご自身のライフステージに合わせて上手に使い分けていきましょう!

おまけ:むえんちゃんはどうしてる?

投資対象金額
新NISA(積立投資枠)emaxis Slim オルカンに月10万円
新NISA(成長投資枠)emaxis Slim S&P500に100万円
企業型DC月5万円積み立て

むえんちゃんが働いている会社は企業型DCに加入できたので、iDeCoではなくそちらに積み立ててます。
ただし投資可能な対象が少なすぎたので、ほぼ銀行預金みたいなものになってます…残念。

新NISAの積立投資が7月スタートになってしまったので、クレカ積立の上限金額いっぱいまで入れてみました。毎年の上限枠が120万円なので、半分しか積み立てられない計算です。
毎月10万円の圧に震えているので、様子を見て来年以降の積立額は見直すかもしれません。

加えて新NISAの成長投資枠にS&P500を100万円分ほど購入してみました。

基本は新NISAの積立投資枠と企業型DCの併用
余裕があるときに成長投資枠で投資
のスタイルで考えています!いますよ!

コメント

タイトルとURLをコピーしました